なんか、なんというのか、

全体的に YES  が多くなっているような気がする。

われわれはこの人生に対して YES と答えるために存在しているのではあるが

それでも、日々の生活の中では細かく丁寧に豪胆に  NO を 叫び続けなければ

ならん。

違うやろ、

それは全然違うやろ、と。

そうやって生まれたのが路上でのダンスである。

時を経て、体制に受け入れられ、状況に溶け込み、やがて出生の由来やその反逆の歴史を忘れていくのは、忘れ去られてゆくのは、ひとつの摂理というものではあるが、

それにしても、

あまりにYESに満ちている。

綺麗でなくても、上手でなくても、凸凹だらけでも、

踊り続ける孤高さなり、堅牢さなり、があってもよいのにな。

湧き滲む NO を感じさせるダンスを。